実際の映像は
このように見えた。

左上の写真で
天井の様子が
おわかりいただけるだろう。

幾何学模様などは
創造を絶するような
綺麗な夢の世界を
創り出していた。

視角1一杯に飛び込んで来る
映像は　観客を全く今まで
体験したことのなかった世界へ
連れて行ってくれた。

突如　飛び出す　火の玉
やがて　それは天井付近で
爆発し火の粉が館内に降り注ぐのだ。

この館の凄さが口コミで
広がっていったのも
うなずけるだろう。

自分目掛けて　白煙を上げながら
飛び込んで来る蒸気機関車

車に乗って
坂道をドンドンと加速しながら
降りていくスリリングなシーン

これに全方向から音が
迫ってくるのだ。

絵に合わせて　画面上を
音が駆け巡るのは
すごかった。
しかも　その音は
オペレーターによって
自由自在だったのだ。

閉幕後フィルムはソ連へと
譲られた。